RECRUITMENT

CROSSTALK

TALK SESSION #02

局長×若手社員座談会

HR業界のこれから、
DHRのこれから。

PROFILE
T・T

HD首都圏営業局 取締役局長
2005年入社

S・K

HD首都圏営業3部 主任
2015年入社

H・A

HD首都圏営業1部 主任
2017年入社

劇的に変化する働き方にまつわる環境

昨今のHR領域を取り巻く社会の変化について、どのように感じていますか。

T・T 働き方にまつわる環境は劇的に変化しています。最近では、RPAやAIの導入によって「消える職業」といった話題も多くなっています。こうしたテクノロジーの恩恵を享受するためには、従来の価値観を取り払って新しい働き方に取り組んでいくことが必要です。

S・K 大きな流れとしてはそうですね。ただ、企業によって実感値は異なる気がします。採用という面では通年採用などの動きがありますが、それに伴うAI等の導入の流れは、報道で騒がれるほどではないように感じます。現在は周囲の様子を見ている段階ではないでしょうか。

H・A 私も企業によって取り組みには濃淡があると感じています。大手企業であれば女性採用や女性活用、中堅中小企業では、労働力不足や外国人労働者への関心が高い。こうした労働力不足を補う外国人や留学生の採用の拡大については、(企業に任せるのではなく)国策として取り組んでいくことが必要だと思います。

ニーズの変化に伴って提案内容も多様化

最近のお客さまのニーズの傾向と、それに対してどのようなサービスを提供しているのか教えてください。

S・K やはり労働力の確保が最大の課題です。そのため若手の早期戦力化を目的とした提案をすることが多いです。今後は若手層のみならずシニア層への研修等のニーズも増えてくるでしょう。また女性活躍推進などダイバーシティをテーマとした教育計画を推進している企業も増えています。

H・A 確かに教育に力を注ぐ企業が増えていますね。とくに採用環境が厳しい中小企業では現在働いている人材をいかに辞めさせないか、という視点にシフトしています。また「ストレス」や「メンタル」については、規模に関わらず多くの企業が課題としています。ただ、どのレベルでフォローや対策をするのかによって私たちの提案も変化します。そのためロジカルシンキング研修や導入事例を共有する勉強会など、私たち自身も日々勉強が欠かせません。

T・T HR領域では現在、デジタルデバイスや多彩なWEBサービスの発達を背景に、これまで経験や勘で語ってきたものを視覚化して、人材の能力や職場環境の状態を数値化して分析していこうという動きが活発化しています。HD事業局としては、こうしたHR領域における企業ニーズをフィードバックして商品開発につなげることが重要だと考えています。

さらに多様化するAI時代のHR領域

今後のHR領域、社会は、どのように変わっていくのでしょうか?

H・A より効率性を求められる社会になっていくと思います。労働人口の減少に伴い、いかに生産性を向上するかが、今後企業が残っていくための大きなテーマです。また、AIの導入で自動化が進むなか、「人が仕事をする」という意味を考えさせられるのではないかと思います。

S・K RPA、AIの導入は大きなトレンドでしょう。働き方改革もあり、より負担を減らしていく方向になっていくかと思います。また、今後はより個人の持つスキルが重視されるようになると思います。個人的な想像ですが、現在の「研修」という学びの場は減り、個人での学習が増えるのでは、と見ています。

T・T 先にも触れたように情報技術をHR領域に活かす試みがさらに進むでしょう。しかし、データ分析で見えてきた傾向の中にどのような因果関係を見出すかは非常に難しいです。「人」を扱う分野ですから、成果に至るまでに様々な要因が関係してきます。大量のデータを収集・蓄積しやすくなったことで、HR領域の仕事はむしろ多様化していくだろうと感じています。

つねに自分自身を磨いていく

今後の目標をお聞かせください。

S・K 初めてのさまざまな取り組みを実施していますので、まずは自分の現在の方法が正しいかどうかを、日々PDCAを回しながら確認しつつ営業活動を行いたいです。顧客のニーズを引き出すことが仕事なので、それに応えられるよう勉強を続けたいと思っています。

H・A やはり、営業一人ひとりの生産性の向上が大切だと感じます。そのために、個々人が短いサイクルで経験学習を回し、成功事例・失敗事例を蓄積していくことを徹底したいと思います。また、お客さまの課題に寄り添う提案をするためのヒアリング力やトーク力の向上も、個人的には大きな目標です。

T・T 社会生活全般のデジタル化が進展することで、逆にソーシャルスキルの重要性が高まってくるだろうと感じています。自動化が進んでも最終的な判断の主体者は当然私たちであり、仕事は他者との協働が欠かせません。創造力や問題解決力、対人関係スキルや共感性を磨いて良い仕事を続けていきたいと思います。